為せば成る

適応障害により休職→退職を経て現在療養しながら就活中。広汎性発達障害(アスペルガー症候群の傾向強)の診断を受ける。自分の人生、充実し生きやすくするために色々学び、考えたことを書き留めていきたいと思います。

障害って?

発達障害の傾向があるかも知れないとテストを受け、「その傾向は見えない。社会不安性障害だ」との診断を受けたのがちょうど一年半前。

 

転職してから自分の特徴に今まで以上に苦しみを感じはじめたので、担当医を変えてもらった上で話を聞いてもらったら、「過去に受けたテストからは明らかに傾向が見えるので、あとは親から幼少期の様子を聞き取りして、小さい頃から特徴があるとわかれば診断される」とのこと。

 

心理士さんは以前と同じ担当の方だったが、「特徴(個性)なのか障害なのかはあくまで先生が判断することで、わたしたちは点数しか出せない。本人が自覚していて苦しいなら障害。そうでなければ個性」と今回母親に話していたらしい。

 

まず苦しんでなければ受診や検査を望まないし、前回受診したときは苦しいけどこれが何なのかわからないから来たのであって、それを会話ができるから違う、と笑って帰されたときには、しにたくなった。

 

わたしは、根本がだめなんだと、痛烈に思い知らされたような気持ちだった。

 

今回は偶然発達障害のポスターを眺めていたときに、あまりにもアスペルガー症候群の特徴に覚えがあったから調べてみて、その上で受診に至った。

 

結局そこまでに辿り着けないと、あなたの個性だからと笑って帰されて終わりなのか?

 

今日の心理士さんの話だと「本人に自覚がなければ(苦しみがなければ)障害ではない」らしい。

 

この個性が、性格が悪くて、心が弱くて、こんなに悩むなら死んでしまった方が楽だ、って考えるほどに苦しくなっても、これが特徴だと言うことを知らないゆえに、その症状にピンポイントに苦しんでなければそれでも個性で済ませるのか。

 

診察代も安くはない。

なのに「わたしは点数だけ」といい、少ししか話を聞かなかった医師が診断にあわせてテストの説明をした心理士にすごく腹が立った。

 

前の担当医は、発達障害のテストを受けたい、と伝えたときから笑っていた。「あなたはそんな感じがしないけど、ホントに受けたいの?」と。

いきさつを話そうとしても「それは心理士さんと話して」と一蹴。

 

 

今回担当してくれた先生にわたしは救われたけど、このような医師・心理士に振り回されることは少なくはないと思う。

 

診断はまだ下りていないが、傾向がある、と言われただけで、やっと自分の説明書の一部だけでももらえたような気がしたからだ。

 

実際、わたしはそれまでどこの心療内科等に相談しても「思春期特有の」としか言われなかった。

 

メンタル系はとくに自分にあった医師を見つけるのが大変だと言われるけれど、時間もお金もかけた上に、生きる苦しさを余計に突きつけられて帰される。

 

そんな経験を他の誰にもして欲しくない。